名脇役のラウンジチェア
数々の名作家具を生み出してきた、北欧デザイン界を代表するデザイナー、アルネ・ヤコブセン。建築家でもある彼の代表作に「SASロイヤルホテル」があります。
このホテルは、ヤコブセンが家具や照明はもちろん、カーペット、ドアノブ、カトラリーにいたるまで、すべてのデザインを手がけた世界で初めてのホテルです。そのなかでデザインされたのが「エッグチェア」、「スワンチェア」等といった、今もなお、世界中で北欧デザインの象徴として愛され続ける椅子たちです。

そんな名作たちの陰に隠れてしまっていますが、この「Potチェア」も一緒にデザインされた名作椅子です。

ヤコブセンらしい丸みのあるフォルムに、背が低く、小ぶりで圧迫感のないサイズ。
リビングの主役になるソファサイド、寝室やお部屋のちょっとしたくつろぎスペースに合わせたり。機能的なワークチェアではなく、Potチェアをデスクに合わせるのも素敵な雰囲気です。



エッグチェアやスワンチェアの様な派手さは無いかもしれませんが、それらのアイコン的な家具を引き立ててくれる、引き算のデザインが美しい椅子です。座り心地については、体を深く預けて長時間くつろぐ為の椅子ではありませんが、体をしっかりと支えつつ、柔らかな曲線が心地よく体に触れて、安心感を与えてくれる椅子だと思います。
この静かで、やさしい佇まいの椅子に目を向けていただければと思います。